リースバックした家は買い戻せる?買い戻しの仕組み・条件・注意点を徹底解説

公開日:2026.07.22

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「将来お金に余裕ができたら、売った家を買い戻したい」——リースバックを検討する際、多くの方がそう考えます。
しかし、リースバックは契約内容によって買い戻しが可能な場合と、そうでない場合があります。
この記事では、買い戻しの仕組みや条件、契約前に確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。

目次

リースバックの買い戻しとは?

リースバックとは?仕組み・流れを名古屋の専門家が解説でご紹介しているとおり、リースバックは自宅を売却して資金を受け取ったあとも、賃貸借契約を結ぶことで同じ家に住み続けられる仕組みです。この仕組みの延長線上にあるのが「買い戻し」で、一度手放した自宅を、契約者本人やそのご家族が将来あらためて購入し、所有権を取り戻すことを指します。

買い戻しの基本的な仕組み

買い戻しは、あくまで「売却時の契約に、買い戻しに関する取り決めが含まれている場合」に検討できる選択肢です。リースバックという仕組み自体に自動的に付帯する権利ではない点を押さえておく必要があります。

なぜ買い戻しができるケースがあるのか

多くのリースバック事業者は、契約者との合意のもとで「将来的に買い戻しを希望する場合の条件」をあらかじめ契約書に盛り込むことができます。たとえば、一時的に資金が必要でリースバックを利用したものの、数年後に退職金や保険金、相続などでまとまった資金を得られる見込みがある方などは、契約時に買い戻しの条項を設けておくことで、将来的な選択肢を残せます。事業者にとっても「あらかじめ売却先が決まっている」という安心材料になるため、双方が合意すれば契約に盛り込みやすい項目のひとつです。

すべての契約で保証されるわけではないこと

一方で、買い戻しはすべてのリースバック契約で保証されているわけではありません。契約書に買い戻しに関する条項がない場合や、事業者の方針によっては、買い戻し自体を受け付けていないケースもあります。また、条項があっても「期間内に申し出ること」「資金を一括で用意できること」など、一定の条件を満たす必要があるのが一般的です。買い戻しを希望する場合は、契約前にその可否と条件をしっかり確認する姿勢が大切です。

買い戻しができるケース・できないケース

買い戻しの可否は、契約内容や状況によって異なります。代表的な違いを表にまとめました。

項目買い戻しできるケースが多い難しいケースが多い
契約内容買い戻し条項が契約書に明記されている買い戻しに関する取り決めが契約書にない
売主・買主の合意双方が買い戻しの意向・条件について事前に合意している事業者が買い戻しに対応していない、または合意形成ができていない
資金準備買い戻し時期までに一括での購入資金(現金またはローン)を準備できる見込みがある資金の目途が立たず、購入代金を用意できない
契約期間買い戻し可能な期間内(例:契約から数年以内)に申し出ができる買い戻し可能期間を過ぎてしまった、または期間の定めがなく交渉が難航する

数年後にまとまった資金が見込める方は、契約時に買い戻し条項を盛り込むことで選択肢を確保しやすくなります。一方、資金計画が不透明なまま「なんとなく買い戻せるだろう」と考えていると、条件が合わず買い戻しできない可能性もあるため注意が必要です。

買い戻し価格はどう決まる?

買い戻し価格の決め方は事業者や契約によって異なり、一律の基準があるわけではありません。主なパターンは次のとおりです。

価格の決め方特徴
契約時にあらかじめ価格を決めておくケース将来の価格変動に左右されず資金計画を立てやすい一方、市場価格が下落しても契約時の価格が適用される
将来の市場価格を基準にするケース買い戻し時点の不動産市場の動向によって価格が変動するため、事前に正確な金額を把握しにくい

いずれのケースでも、売却額に一定のプレミアム(上乗せ)が加算されることが一般的とされていますが、金額は契約や物件、事業者の方針によって異なるため、価格水準を断定することはできません。また、買い戻しの際には仲介手数料や登記費用、各種税金といった諸費用が別途発生する場合もあります。契約前に見積もりや条件を書面で確認しておくことが重要です。

契約前に確認すべきポイント

買い戻しを将来の選択肢として残しておきたい方は、契約前に以下の項目をチェックしておきましょう。

  • 買い戻しの可否:そもそも契約書に買い戻し条項が明記されているか
  • 買い戻し期間:いつまでに申し出れば買い戻しが可能か、期限の定めはあるか
  • 買い戻し価格:価格の決め方(固定か、市場価格連動か)と想定される計算方法
  • 手続き方法:買い戻しを希望する際の申し出方法や必要書類、審査の有無
  • 家族への承継が可能か:契約者本人だけでなく、子どもや親族が買い戻しできるか
  • 契約終了条件:賃貸借契約がどのような場合に終了し、買い戻しの権利にどう影響するか

これらは口頭の説明だけでなく、契約書の条文でしっかり確認することをおすすめします。

買い戻しを希望する人に向いているケース

買い戻しを前提にリースバックを検討する方には、次のような状況が考えられます。

  • 一時的に資金が必要で、将来的には自宅を取り戻したい
  • 退職金や保険金、相続などで将来収入が回復する見込みがある
  • 子どもが独立・就職などのタイミングで自宅の購入を検討している
  • 将来的に住まいを資産として家族に残したいと考えている

このようなケースでは、契約時に買い戻し条項を設けておくことで選択肢を残せます。一方で、リスクもあります。市場価格が上昇していれば買い戻し価格が想定より高くなる可能性がありますし、資金計画が崩れれば買い戻し自体が難しくなることもあります。「買い戻せるはず」という前提だけで資金計画を立てず、買い戻せなかった場合の暮らし方も含めて検討しておくことが望ましいでしょう。リースバック・任意売却・リバースモーゲージの違いとは?自分に合った選び方を徹底比較もあわせてご覧ください。

後悔しないためには契約内容の確認が重要

買い戻しは契約次第であるという前提を忘れないことが大切です。同じ「リースバック」という言葉でも、事業者や商品によって買い戻しの条件は大きく異なります。口約束ではなく契約書でしっかり確認し、不明な点は契約前に遠慮なく質問しましょう。判断に迷う場合は、不動産や法律の専門家、事業者の相談窓口へ相談することをおすすめします。物件の査定額によって資金計画や買い戻しの現実性も変わってくるため、リースバックの査定額はどう決まる?価格の仕組みと少しでも高く売るためのポイントを解説もあわせてご確認ください。

よくある質問

リースバックした家は必ず買い戻せますか?

契約内容によって異なります。買い戻し条項がある契約であっても、期間内の申し出や資金準備など一定の条件を満たす必要があるため、買い戻しが保証されているわけではありません。契約前に可否を確認しておくことが大切です。

子どもが買い戻すことはできますか?

契約によっては、契約者本人だけでなく子どもなどの家族が買い戻せる場合があります。契約書に明記されているかどうかによるため、家族への承継を希望する場合は事前にその旨を伝え、条件を確認しておきましょう。

買い戻し価格はどう決まりますか?

契約時にあらかじめ価格を決めておく方法と、将来の市場価格を基準にする方法があります。事業者や契約によって考え方が異なるため、具体的な金額や計算方法は個別に確認する必要があります。

契約後でも条件変更できますか?

契約後の条件変更は、事業者との協議・合意が前提となり、状況によって対応可否が異なります。買い戻しに関する条件は、できる限り契約前に確定させておくことが望ましいでしょう。

相談だけでも可能ですか?

はい、契約前の段階での相談も可能です。買い戻しを含めた契約条件について不明点がある場合は、無料相談を利用して事業者に直接確認することをおすすめします。

まとめ

  • 買い戻しは契約内容によって可能な場合とそうでない場合がある
  • 買い戻し条項の有無・期間・価格の決め方・手続き方法・家族への承継・契約終了条件など、確認すべきポイントは多岐にわたる
  • 価格や条件を一律に断定することはできないため、口約束に頼らず契約書で確認する姿勢が重要

買い戻しを希望する場合は、契約前に条件を確認することが重要です。将来の選択肢を残すためにも、事前にしっかり相談・比較しましょう。