マンションでもリースバックはできる?戸建てとの違い・管理費や修繕積立金の扱いを解説

公開日:2026.08.17

マンションのリースバックアイキャッチ

「リースバックは戸建て向けの制度で、マンションは対象外なのでは?」――そう思っている方は少なくありません。しかし実際には、マンションでもリースバックを利用できるケースは多くあります。ただし、戸建てとは異なる確認ポイントがいくつかあります。

結論からお伝えすると、マンションのリースバックで特に重要になるのが「管理費」「修繕積立金」「管理組合の規約」の3点です。これらは戸建てにはない、区分所有マンション特有の要素であり、事前に理解しておくことで、契約後の思わぬトラブルを避けられます。

この記事では、名古屋・愛知でリースバック「ココスム」を運営する株式会社YOKOYAMAが、マンションと戸建てのリースバックの違い、管理費・修繕積立金の扱い、マンション特有の審査ポイントまでを初心者の方にも分かりやすく解説します。

目次

マンションと戸建て、リースバックの仕組みは同じ

リースバックの基本的な仕組みは、マンションでも戸建てでも変わりません。運営会社が自宅を買い取り、そのまま賃貸として住み続けられるという点は共通です(仕組みの基本は「リースバックとは?仕組み・流れを名古屋の専門家が解説」をご覧ください)。ただし、査定や契約で確認すべきポイントには違いがあります。

マンションと戸建てのリースバック比較図解

マンションで特に確認したいポイント

マンションは「区分所有」という仕組み上、建物全体や敷地を他の所有者と共有しています。そのため、個人の意思だけでは決められない管理費・修繕積立金・管理規約といった要素が査定や契約に影響します。

戸建てで特に確認したいポイント

戸建ては土地も査定対象に含まれるため、立地や土地の形状が価格に影響しやすくなります。修繕は所有者の裁量で決められる分、建物の個別の状態(劣化具合など)が査定額に反映されやすい傾向があります。

査定の進み方も基本的には共通

無料相談から査定、契約までの流れそのものは、マンションでも戸建てでも大きくは変わりません。異なるのは、査定時に確認する資料の種類です。マンションの場合は、登記関係の書類に加えて、管理費・修繕積立金の額が分かる書類や、直近の重要事項調査報告書(管理組合が発行するもの)などが必要になることがあります。事前に手元にあるものを確認しておくと、相談がスムーズに進みます。

売却後の管理費・修繕積立金はどうなる?

マンションのリースバックを検討する際、多くの方が気になるのが管理費と修繕積立金の扱いです。

マンションリースバックの管理費・修繕積立金の扱いの図解
項目売却前(所有者)売却後(リースバック)
管理費区分所有者として負担新しい所有者(運営会社)が負担
修繕積立金区分所有者として負担新しい所有者(運営会社)が負担
大規模修繕の一時金発生すれば所有者が負担契約時点の取り決めによる
管理組合の議決権区分所有者として保有所有者ではなくなるため喪失

売却後は所有者ではなくなるため、原則として管理費・修繕積立金は新しい所有者である運営会社が負担します。ただし、家賃の金額にこれらの費用相当額が織り込まれる場合があるため、家賃だけを見て単純に比較しないことが大切です。家賃の考え方については「リースバックの家賃相場は?計算方法と高い理由を解説」も参考になります。

戸建てとの家賃の考え方の違い

戸建ての場合、家賃は建物と土地の評価額をもとに計算されるのが基本ですが、マンションの場合はそこに管理費・修繕積立金の負担分という要素が加わります。同じ評価額の物件でも、管理費等が高いマンションと低いマンションとでは、提示される家賃の内訳が異なることがあります。複数社から提案を受ける際は、家賃の総額だけでなく、その内訳もあわせて確認すると比較がしやすくなります。

滞納がある場合の注意点

管理費や修繕積立金に滞納がある場合、売却の手続きに影響することがあります。滞納分の精算方法は契約の中で取り決められるため、心当たりがある方は早めに運営会社に相談し、査定の段階で正直に伝えることをおすすめします。

マンション特有の審査ポイント

マンションの査定・審査では、戸建てにはない次のような点も確認されます。

マンションリースバック特有の審査ポイントの図解

管理組合の規約

マンションによっては、管理規約で「賃貸に出すこと」自体に届出や条件が定められている場合があります。リースバック後は運営会社が賃貸人となるため、規約上の手続きが必要になるケースがあります。事前に管理規約を確認しておくとスムーズです。

築年数と修繕履歴

大規模修繕がいつ、どのように実施されてきたかは、建物全体の資産価値に関わる情報として査定に影響します。修繕積立金の積立状況(不足がないか)も、マンション全体の管理状態を示す指標として見られることがあります。

流通性の高さ

駅からの距離や周辺の生活利便性など、マンションは個々の住戸単位でも取引事例が豊富にあるため、比較的相場をつかみやすいという特徴があります。査定額の決まり方全般については「リースバックの査定額はどう決まる?価格の仕組みと少しでも高く売るためのポイントを解説」で解説しています。

マンションの種類による違い

一口にマンションといっても、タワーマンション、駅前の中規模マンション、郊外の団地型マンションなど種類はさまざまです。タワーマンションは管理費・修繕積立金が比較的高めに設定されていることが多く、その分家賃にも反映されやすい傾向があります。一方で、立地の良さや資産性の高さから、査定では有利に評価されるケースもあります。築年数の古い団地型マンションは、管理費等は抑えられている場合が多いものの、将来の大規模修繕に向けた積立状況を確認しておくことが大切です。ご自宅がどのタイプに近いかによって、確認すべき優先順位も変わってきます。

マンションのリースバックが向いているケース

マンションのリースバックが向いているケースの図解

次のようなケースでは、マンションのリースバックが有力な選択肢になりやすいといえます。

  • 駅近・利便性の高い立地にある
  • 管理費・修繕積立金を滞納なく払ってきた
  • 住み替え前に資金を確保しておきたい
  • 老後資金や相続対策として自宅を現金化したい

マンションと戸建てのどちらであっても、メリット・デメリットの基本的な考え方は共通しています。詳しくは「リースバックのメリット・デメリットを徹底比較」もあわせてご覧ください。実家がマンションで相続が絡む場合は「実家を相続したらどうする?」も参考になります。

愛知・名古屋でマンションのリースバックを検討するなら

ココスムは名古屋市・一宮市・稲沢市・津島市・愛西市・清須市・北名古屋市・あま市・岩倉市など愛知県全域に対応する地域密着のリースバック専門サービスです。マンションならではの管理費・修繕積立金・管理規約の確認まで含めて、査定の段階から丁寧にご説明します。ご自宅がマンションでも戸建てでも、まずは無料査定でいくらになるか確認してみませんか。審査の基本的な考え方は「リースバックに審査はある?」でも解説しています。

よくある質問

マンションでもリースバックはできますか?

できます。仕組みは戸建てと同じですが、管理費・修繕積立金・管理組合の規約などマンション特有の確認ポイントがあります。まずは無料査定でご相談ください。

売却後の管理費は誰が払うのですか?

売却後は所有者が運営会社に変わるため、原則として運営会社が管理費・修繕積立金を負担します。ただし家賃に費用相当額が反映される場合があるため、契約内容の確認が大切です。

管理費や修繕積立金を滞納していても相談できますか?

相談は可能です。滞納がある場合は売却の手続きに影響することがあるため、査定の段階で状況を正直にお伝えいただくことをおすすめします。

賃貸を制限する管理規約がある場合はどうなりますか?

管理規約により賃貸に届出や条件が必要な場合があります。事前に規約を確認し、必要な手続きを行ったうえで契約を進めます。

タワーマンションでもリースバックの対象になりますか?

物件の条件によって対応可能な場合があります。管理費・修繕積立金の水準や流通性も含めて個別に査定いたしますので、まずはお問い合わせください。

まとめ

  • マンションと戸建てでリースバックの基本的な仕組みは同じ
  • 売却後の管理費・修繕積立金は原則として運営会社が負担する
  • 管理組合の規約や滞納状況は事前に確認しておくことが大切
  • 駅近・利便性の高いマンションは流通性が高く査定に有利になりやすい

マンションのリースバックは戸建てと異なる確認ポイントがありますが、正しく理解しておけば選択肢の一つとして十分に検討できます。まずはココスムの無料査定で、ご自宅の条件を確認してみてください。